こんにちは。「Akiyama style」をいつもご愛読いただきありがとうございます。今回のコラムは、世界に大打撃を与えているナフサショックと、家づくりへの影響について綴ります。
今月の巻頭コラムは、緊急で特集記事を書いています。これから家を建てようとか新築マンションを購入しようという方々にとどまらず、ここ数週間は大手マスコミからYouTubeやXにいたるまで、「建築資材が入らなくて工事がストップ」とか「塗装工事途中でペンキが無くなって」更には「ようやく建材メーカーが製品を出してくれたが20%も値上げされた!」なんて話まで聞こえてきます。
建築の仕事をされていない方には、これホントの話なの?って感じでしょうが、ホントなんです。これらの事象の大きな原因はもちろんホルムズ海峡の閉鎖ですが、実はホルムズ関係ない建築資材はすでにここ2年程価格が上がり続けていたんです。例えば基礎に使う鉄筋などは3年ほど前のほぼ倍、同じく基礎のコンクリートなども50%以上値上がりしています。この材料類の値上がりの理由は「輸送コストと燃料価格」でした。また記憶に新しい3~4年前に起きたウッドショック、この時木材の価格はほぼ倍になりました。理由は「カナダの森林大火災と輸送コスト」
そしてこれらの問題が解決した今も、価格は下がっていません。確かに一時のように激烈な値上がりは収まりましたが、価格は高止まりしたままです。
そこで今起こっている「ナフサショック」ですが、近いうちに原油の輸入も正常化するでしょう。TOTOやLIXILなどのメーカーも「納品が正常化するのは6月末頃では」という見解をポロリ漏らし始めています。
その時価格は?間違いなく大幅に上がるでしょう、そして建築業者はその価格を受け入れるしかないわけです。いつかは下がるだろ~!と考えて待っていても、一般的な製品で一度上がった値段があるとき突然下がったものってありましたか?
生鮮食料品以外の製品は、基本的に生産計画にのっとって製造されています。サンマやキャベツのように「今年は豊作だから」って理由で、価格が下がるシステムではないんです。
だから住宅設備や建材の価格は、もうとんでもない景気後退でもないかぎり絶対に下がりません。今のこの状況は、ほぼ20年超に渡り過当な価格競争を戦ってきた大手建材メーカーにとっては、値上げの絶好のチャンスなんです。
だから、ナフサが足りようが輸送費が下がろうが建材の価格は下がらない。これは断言できます。
それより気にしなければいけないことは、金利上昇の方だと思いますけどね。。。
