不動産事業部の府川です。
今回も不動産用語ついてわかりやすく解説します。
前回に引き続き「用途地域」です。
住居系の残り4地域について
第一種住居地域・・・主に住宅の環境を守るための地域です。住宅以外は、前回解説しました第一種・第二種中高層住居専用地域で可能な建物に加えて、3000㎡までの店舗や事務所、ホテルが建てられます。
あなたにピッタリ・・・これまでの解説した地域と比べて商業施設が建ち並ぶため、地域がにぎやかになります。
比較的駅に近い場合が多く、夜道も明るいので一人暮らしの女性や閑静な住環境より生活利便性を追求する人。
第二種住居地域・・・主に住宅の環境を守るための地域です。第一種住居地域で可能な建物に加えて、ボーリング場やスケート場、また床面積10000㎡以下ならパチンコ屋やカラオケボックスなども建らえます。
あなたにピッタリ・・・第一種住居地域と比べて一層にぎやかになります。遊べるところも増えるので一人暮らしや若い夫婦の二人暮らしの人。
準住居地域・・・道路の沿道において、自動車関連施設などの立地とこれに調和した住居を保護するための地域です。
国道沿いや幹線道路沿いが指定されることが多く、第二種住居地域で可能な建物に加えて、車庫や倉庫、作業場の床面積150㎡以下の自動車修理工場、客席部分200㎡未満の劇場や映画館などが建てられます。
あなたにピッタリ・・・国道や幹線道路沿いが近くにあるので、普段から車で移動する人。また、比較的分譲マンションが多い地域のため、分譲マンションを選びたい人。
田園住居地域・・・農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域です。建物の制限は、第一種低層住居専用地域に近く、住宅の他幼稚園~高校までの教育施設や図書館、病院、神社、寺院などが建てられる他、2階建て以下の農産物直売所や農家レストランも建てられます。
あなたにピッタリ・・・農産物直売所や農家レストランで働く人。または、既存の農地を使って農業を楽しみたい人。
次回は、商業系の2地域を解説します。
お楽しみに!